「芯の強さ」と「我の強さ」。一見どちらも「ブレることのない強さ」というイメージはありますが、果たしてこの2つの言葉は同じ意味を持つものでなのしょうか?本記事では、似ているようで全く違う2つの言葉を解説します!
「芯の強さ」とはしなやかな強さを意味する

「芯の強さ」とは、しっかりとした意思を持ち一貫性のある価値観を持っていることを指します。その日の機嫌に左右されることなく、機嫌がいい日も悪い日も主張は同じ。自らの機嫌ではなく価値観に従って生きています。一見、か弱く意思が弱そうに見えても、自分の信念を貫き、困難な状況であっても音をあげない心の強さを持っています。また、芯が強い人は、自分の中に確固たるポリシーや価値観がありながら、時には周りの意見も取り入れて自分の考えを変化させる柔軟性も持ち合わせています。一つのことに執着せず軌道修正ができることも大きな特徴です。
「我の強さ」とは主張にばらつきがある状態
「我の強さ」とは、その日の機嫌や状況に左右され主張にばらつきがある状態を指します。自分の価値観が自分でもわかっていないので機嫌に支配されてしまい、感情の起伏が激しくヒステリックにもなりやすい傾向にあります。また、正誤や良し悪しの極端な見方でジャッジしたり、自分の考えと対極にあるものは間違っていると考えやすいです。そんな自分を悟られないために虚勢を張り、他人に対して高圧的になることも多いです。
「芯の強さ」とは、それを貫いたとしても誰のことも否定しない。視点が変われば正誤や良し悪しなんて、変化してしまうことを理解しているので、相手に主張を押し付けたりもしない。周りは関係なく、ただ純粋に「自分はこうありたい」という信念とともに生き続ける。「芯の強さ」は誰かや何かのせいにしたりしません。
芯の強さを持つための3つの方法

芯の強さは生まれ持った特質ではありません。誰もが努力することで芯の強さを身につけることができます。
自分を肯定する
芯を強く持つためには、まずは自分自身を信じることが大切です。自分という存在を信じるためには、自分を肯定することから始めてみましょう。ありのままの自分を受け入れ、「いいところも悪いところもすべて自分の一部」ということを認識します。まずは自分を肯定し、欠点もポジティブに受け止め、改善する方法を見つけ成長へとつなげましょう。
自分で考える習慣を身につける
「みんなが言うから、私も同じ意見にしておこう」「みんなが良いと言うものが本当に良いものだ」など、他人の意見に流される姿勢では自分の軸が出来ません。他人の意見やネットの情報に同調するのではなく、まずは自分の頭で考えて自分の頭で判断するようにしましょう。自分で考える習慣を身につけると、芯の強い軸が通った人間に近づくことができます。
自分の言葉で発言する
誰かが言ったような言葉をそのまま自分の言葉とするのではなく、自分の頭で考えて結論を出し、自分の言葉で発言するようにしましょう。他人の意見に流されてばかりいると、発言に一貫性がなく、信念がない人間だと思われてしまいます。自分の言葉で発言する習慣が身に付くと、発言に一貫性が生まれてきます。
まとめ
「芯の強さ」と「我の強さ」違いはお分かりいただけたでしょうか。自分中心に物事を考えるのではなく、周囲の立場に立って考えることが必要です。ときには周りの意見を受け入れ、変化することを恐れないことも大切です。芯が強く思いやりのある人間を目指し努力していきましょう!
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