ヨガを始めた方が最初に耳にする「太陽礼拝」というワード。ひと呼吸、ひと動作で動くヨガの代表的なシークエンス(流れ)のひとつで、初心者でも取り入れやすく基本の練習法。本記事では「太陽礼拝」について詳しく説明していきます。
太陽礼拝とは?
太陽礼拝は、12個のポーズ(アーサナ)を連続して行うフロースタイルの練習法で、動く瞑想とも言われています。
サンスクリット語では「スーリヤ(太陽)ナマスカーラ(礼拝)」、英語では「Sun(太陽)Salutation(挨拶)」と呼ばれており、その名の通り太陽や自然のエネルギーに感謝を捧げる意味が込められています。
今日も太陽が昇り、新しい1日が始まることへ感謝。
太陽礼拝の動作は、ひと呼吸、ひと動作(息を吸って1ポーズ、次の吐く息で1ポーズ)と呼吸のリズムに合わせて行うのが特徴です。主に前屈と後屈、逆転の動きを繰り返しダイナミックに動く全身運動です。3回ほど繰り返し行うことで全身がポカポカ温まり、心身ともにスッキリと軽やかになる感覚が味わえます。
それぞれの流派によって、多少の動きは異なりますのでクラスに参加する場合はインストラクターに尋ねてみてくださいね!
太陽礼拝の効果
太陽礼拝の効果は大きく分けて3つです。
- 体質改善、代謝アップ
- むくみや冷えの解消
- 集中力を高める、心身の安定
全身の筋肉を大きく動かすことで、身体の末端まで血液が巡りポカポカ温まり代謝がアップ。3回ほど繰り返すとじっくり内側から温かくなる感覚が味わえます。また、太陽礼拝は筋肉を動かす筋ポンプ運動なので、血液やリンパの循環がよくなることで、むくみ解消にも効果的です。冷え性の方にも特にオススメ。呼吸と連動させて動くことで、脳にも酸素が行き渡り、頭がスッキリする感覚や集中力アップにも効果的。太陽礼拝は特に背骨にアプローチする全身運動で、背骨やその周りの筋肉が緩むことで気持ちを落ち着かせたいときにも効果的です。
太陽礼拝を習慣にすると、毎日の身体の変化にも気づきやすくなります。「今日はいつもより身体が重たいな」反対に「今日はなんだかいつにも増して軽やかに動けるな」など繊細に感じ取るセンサーも働くようになります。言わば、太陽礼拝という動作は「ものさし」のような心身の状態を知るバロメーターのようなものなのです。
こんな方にオススメ!
- 疲れや身体の緊張が取れていないと感じる
- なんとなくボーッとする
- 適度な運動習慣を作りたい
- イライラ、モヤモヤする
- 頭をスッキリさせたい
こんな方には是非、太陽礼拝の練習法をオススメしたいです。
まとめ
太陽礼拝はヨガの土台となる基本のシークエンス。ヨガ初心者から上級者まですべてのヨギにオススメしたい練習法のひとつです。ヨガを始めてまもなくは呼吸と身体を連動させて動く動作が難しかったり、呼吸のしずらさを感じることもあるかと思います。焦らず、毎日少しずつ積み重ねながら日々の変化を味わってみてくださいね。繰り返すことで自身の身体に馴染むときが来ます。まずは流れを覚えて素敵なヨガライフを!
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