大人になり身体を動かす機会が減ってくると感じる、身体の硬さ。「子供の頃は前屈すると床に手が付いていたのにな…」「180度開脚も出来ていたのに…」など身体が硬いことでお悩みの方は多いのではないでしょうか?そもそも身体が硬いとどのような不調やデメリットがあるのでしょうか。本記事では、身体が硬いことで起こる不調を解説します!
身体が硬いとは?
身体が硬い=筋肉が硬くなっている
そもそも身体が硬いというのは、骨と骨とを繋ぐ関節部分の可動域が狭くなっているという状態です。関節は筋肉に囲まれており、その筋肉が硬いと関節を動かせる範囲が狭くなり、身体が硬いと感じるようになります。
身体が硬くなる原因
筋肉が硬くなる原因は様々ですが、主に次のような原因が考えられます。

運動不足
運動不足によって筋肉を使っていないと、筋繊維がやせ細って硬くなります。また筋肉が衰えると血液循環も悪くなり、身体が冷えた状態に。冷えるとさらに筋肉は硬くなる…悪循環となるのです。筋肉が衰えて硬くならないように、適度な運動が必要です。
長時間同じ姿勢でいる
筋肉が疲労して緊張していることも硬さに繋がる大きな原因です。長時間同じ姿勢でいることで、本来ゴムのように伸び縮みする筋肉がその負荷に耐えようとギュッと収縮します。すると、その反対の筋肉は逆に伸びたまま突っ張った状態に。どちらの筋肉も緊張した状態が続き、疲労でどんどん硬くなってしまうのです。座りっぱなしのデスクワークや、逆に筋トレなどでも筋肉の疲労は蓄積されます。時にはストレッチを行い、筋肉の疲労をとるようにケアが必要です。
水分・栄養不足
身体に水分が不足すると、筋肉はもちろんそれを包む筋膜や靭帯も硬くなってしまいます。筋肉の水分量は約75%、筋膜や靭帯は約60%と言われています。水分はお肌の潤いだけではく、筋肉にも必要なのです。また、タンパク質が不足すると筋肉が衰えます。タンパク質の一種であるコラーゲンも不足してしまい、骨や靭帯、皮膚の弾力性や柔軟性も低下します。水分やタンパク質、コラーゲンがしっかりと摂取できるよう食生活を見直してみるのもおすすめです。
身体が硬いことによって起こる不調

痩せにくい
身体の硬さから、知らず知らずのうちに日常動作の動きが小さくなり脂肪燃焼されにくい状態になります。また、運動不足が原因の場合、筋肉量が減って基礎代謝も下がります。すると、血液循環が悪くなり、ますます代謝が落ち、痩せにくく太りやすい身体に繋がります。
冷えやむくみ、内臓機能低下などの不調
運動不足や疲労で筋肉が硬くなっている場合は、血液循環の悪さから、冷えやむくみを引き起こします。また、身体が硬く姿勢が悪いと、内臓を支えている骨盤がゆがみ正しい位置を保てなくなり、内臓機能が低下しやすくなります。
肩こり、腰痛になりやすい
身体は筋肉が収縮して硬くなっているほうに引っ張られるため、それが原因で猫背や歪みといった姿勢の崩れにつながります。その状態で長時間同じ姿勢でいたり、同じ動作を繰り返すと筋肉は疲労が溜まります。そうすることで、慢性的な腰痛や肩こりを引き起こします。
けがをしやすい
身体が硬い=可動域が狭いということ。動かせる範囲が狭いと、関節だけではなく周囲の筋肉や靭帯にも負担がかかり、けがをしやすくなる可能性があります。スポーツやトレーニングの際だけではなく、日常生活でも不意に転んだりしゃがんだりしたときに関節が可動域よりも大きく動いてしまいけがに繋がるリスクが高くなります。
まとめ
身体が硬いということは、日常生活において様々な不調やトラブルを引き起こします。何もしないとますます硬くなってしまうので早めの改善がおすすめです。1日の疲れを次の日に持ち越さないよう日々のストレッチが大切です◎。柔らかい身体を手に入れて、けがなくヘルシーライフを過ごしたいですね!
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